お盆を迎えましたネ~

今年は、
東日本大震災で大きな被害を受けた被災者にとって、初めて迎える お盆
特別な想いの方も多くいらっしゃるでしょうネ。

今朝の新聞にも、倒壊した墓石が未だに修復出来ない等、の記事が載っていました。



幸いにも、雅勒の 菩提寺 は千葉県の山間にあるので墓石の倒壊には至りませんでした。
10日に、片道200kmの道のりを経て、その菩提寺にあるお墓の掃除をすませてきました。


何年か前は、お盆前の掃除と云えば、炎天下での辛い一日仕事でした。
と云うのは、
昔のお墓は一人1基ずつ建てられている為、墓地が広く草刈りにかなり手間の掛る仕事だったからです。

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 古い先祖の墓 ⇒
 (合祀前の墓地)







その後、思いきって墓地の半分をお寺さんに返して
古い先祖の墓を、隣の新しい墓地に纏めて合祀(ごうし)するようにしたので、掃除の時間短縮になりました。



その跡地には、
今年新しく鐘楼堂が建立せれて、17日には 落慶披露 が行われます。


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 ⇐ 完成した
   鐘楼堂
   
   





  ( 手前が、我が家の現在の墓地 )


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 立派な梵鐘です


 戦前にも有って、
 供出させられたそうです。

 これも、復興ですネ。








この菩提寺、歴史はかなり古く
里見八犬伝 」 でお馴染みの里見家第7代の里見義弘の開基(かいき)にて建てられたそうですから
今から、数百年前ですかネ~

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話は戻りますが、
古い祖先の墓を移すにあたり、我が家の歴史が少し理解できました。

墓を動かすのですから、改装前と後に供養して頂くために墓石から 拓本(たくほん) をとって戒名をすべて調べ上げたんですヨ~ 

普通ですと、お寺に有る過去帳から簡単に調べられるのですが、
このお寺、明治元年に徳川の脱兵討伐などで山火事を出して堂塔伽藍、すべて焼けてしまったので過去帳も有りませんでした。

それでも何とか、拓本と代々受け継がれてきた位牌から先祖を辿ることができ、
戒名の年表が完成しました。


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 ⇐ 初代?と
   思われる
   戒名





  
 禅尼(ぜんに)とは仏門に入った在家の女性 で、
 禅定門(ぜんじょうもん)と付けられた男性と夫婦ではないかと
 推定される。

 
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 明治元年
 までの年表 
       ⇒








この年表から、供養のための 系譜 を作り
無事供養もして頂き、今の墓地に納まっています。

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( 一条院活機祖道居士は、先祖の墓の中央石像の戒名 )


これを機に、明治以降の我が家の 家系図 も出来上がりました。

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菩提寺の住職から、
“ 先祖の事を偲ぶことが、一番の供養 ” と聞かされ、
お盆には、この系譜や家系図のファイルを必ず紐といています。


でも、この先どうなるのか ???
後継ぎがナ~  (苦笑) 




あっ、そうそう  
お盆に欠かせないものを最後に。
今日庭の 鬼灯(ほおずき) を切って、供えました。

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