今年の桜は、
近くの神社の桜
4/12
気候が良かったせいか永持ちしましたネ~
日立では、
4/1~20まで、桜まつり の期間です。
今週いっぱいは、まだ桜の花が楽しめるようです。
気候も良いし、夜桜の花も素晴らしいので、
「 月、星はひかりさやかに花をさす
夜の桜、花の酒の宴
猩々舞(しょうじょうまい)を舞おうよ 」
大和樂 花の猩々 より
とばかりに、花とお酒に酔いしれて
乱舞した人も多かったでしょうネ~
よくオランウータンに間違えられるけど、
中国の想像上の生き物で、海の中に住み、赤い顔に、
赤くて長い髪、
お酒の好きな 【 猩々(しょうじょう) 】 の舞がそれです
能楽五番目物の 《 猩々(しょうじょう) 》 とは ・ ・ ・
揚子江沿岸の揚子(ようず)の里に住む親孝行な
高風(こうふう)は、ある夜の夢に、
「 市に出て酒を売れば豊かになる 」
とのお告げを受けました。
高風は夢の告げに従って市で酒を売ったところ、
お告げ通りに富貴の身となりました。
高風が普段通り、市で酒を売っていると、
たびたびやって来ては、
酒を何杯も飲んでもまったく酔わないお客が
現れます。
不思議に思って名を尋ねると、海中に住む 猩々 だと
名乗り、
【 猩々 】 の面
笑みを
浮かべる面
酒壺を抱いてそのまま水の中へ消えてしまいました。
・ ・ ・
月の美しい夜、潯陽江のほとりで高風が酒を持って
猩々 を待っていると、
猩々 が、
再び水面に浮かび上がってきて不老長寿の薬とも
言われる酒を称え、舞いはじめました。
「面からたどる能楽百一番」 淡交社 より
そして高風に、酒が泉のように湧き出る壺を与えます。
それは夢の中の出来事だったのですが、
あとには、
汲めども尽きぬ酒壺が残されていて、
高風の家は末永く栄えたのでした。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
といった、祝言能(しゅうげんのう)の一つです。
【 猩々 】 の舞(中之舞)にはいろいろな種類があり、
もっとも代表的なのが 『 猩々乱(しょうじょうみだれ) 』、
又は 『 乱(みだれ) 』 という曲名に変わるもので、
水上を戯れ遊んでいる様子を表す特殊な足運びが
印象的です。
猩々乱_「能楽百十番」平凡社より
また、
日本の山野草にも 「 猩々袴(しょうじょうばかま) 」という、
ユリ科の植物があります。
植物図鑑
Weblio辞書より
花を 猩々 の顔、葉を袴にみたてて付けられた名前
のようです。
近くの神社の桜
4/12
気候が良かったせいか永持ちしましたネ~
日立では、
4/1~20まで、桜まつり の期間です。
今週いっぱいは、まだ桜の花が楽しめるようです。
気候も良いし、夜桜の花も素晴らしいので、
「 月、星はひかりさやかに花をさす
夜の桜、花の酒の宴
猩々舞(しょうじょうまい)を舞おうよ 」
大和樂 花の猩々 より
とばかりに、花とお酒に酔いしれて
乱舞した人も多かったでしょうネ~
よくオランウータンに間違えられるけど、
中国の想像上の生き物で、海の中に住み、赤い顔に、
赤くて長い髪、
お酒の好きな 【 猩々(しょうじょう) 】 の舞がそれです
能楽五番目物の 《 猩々(しょうじょう) 》 とは ・ ・ ・
揚子江沿岸の揚子(ようず)の里に住む親孝行な
高風(こうふう)は、ある夜の夢に、
「 市に出て酒を売れば豊かになる 」
とのお告げを受けました。
高風は夢の告げに従って市で酒を売ったところ、
お告げ通りに富貴の身となりました。
高風が普段通り、市で酒を売っていると、
たびたびやって来ては、
酒を何杯も飲んでもまったく酔わないお客が
現れます。
不思議に思って名を尋ねると、海中に住む 猩々 だと
名乗り、
【 猩々 】 の面
笑みを
浮かべる面
酒壺を抱いてそのまま水の中へ消えてしまいました。
・ ・ ・
月の美しい夜、潯陽江のほとりで高風が酒を持って
猩々 を待っていると、
猩々 が、
再び水面に浮かび上がってきて不老長寿の薬とも
言われる酒を称え、舞いはじめました。
「面からたどる能楽百一番」 淡交社 より
そして高風に、酒が泉のように湧き出る壺を与えます。
それは夢の中の出来事だったのですが、
あとには、
汲めども尽きぬ酒壺が残されていて、
高風の家は末永く栄えたのでした。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
といった、祝言能(しゅうげんのう)の一つです。
【 猩々 】 の舞(中之舞)にはいろいろな種類があり、
もっとも代表的なのが 『 猩々乱(しょうじょうみだれ) 』、
又は 『 乱(みだれ) 』 という曲名に変わるもので、
水上を戯れ遊んでいる様子を表す特殊な足運びが
印象的です。
猩々乱_「能楽百十番」平凡社より
また、
日本の山野草にも 「 猩々袴(しょうじょうばかま) 」という、
ユリ科の植物があります。
植物図鑑
Weblio辞書より
花を 猩々 の顔、葉を袴にみたてて付けられた名前
のようです。