梅雨も明けて、いよいよ夏本番です
この時期、夏花の主役と云えば
朝顔、ヒマワリ、ハイビスカス と云ったところですかネ
庵の庭には、「我こそが ・ ・ ・」 と 主張している夏の花がいっぱいです。
“ 松明草(タイマツソウ) ”
ヒマワリの黄色に対抗するように、炎の輝きを放っています。
ここまで強烈に主張する色合いは、まさしく南国の島に輝く 松明 を彷彿とさせてくれます。
この暑さも、逆に吹っ飛んでしまう様な感じですネ~
西洋名では ベルガモット ですが、
柑橘系の香りの花をつけるベルガモットの樹の香りに良く似ていることから名づけられたそうです。
乾燥させたポプリは、紅茶のアールグレイの香りです。
緋色の扇を、今まさに開こうとしているような
“ 姫檜扇水仙(ヒメヒオオギズイセン) ”
シンメトリーの
花姿が好きです
扇が開きました
日本名では、いかにも日本古来の花のようですが原産は南アフリカです。
名は体を表す “ ネジリバナ ”
これは、日本古来の花ですネ。
「源氏物語」の主人公、光源氏の実在のモデルとされている源融(みなもとのとおる)が百人一首のなかで
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし 我ならなくに
と詠んだ、
「 もぢずり 」 が、この “ ネジリバナ ” だそうですヨ~
どれも、
夏の花の主役にはなれないとは思いますが、個性的な主張がしっかりと伝わる花達でした。