冬には感じられなかった、ほのかな 香り が ・ ・ ・
白梅 が八分咲き、
ミツマタ は、満開です
顔を近づけると、かすかな 甘い蜜の香り
沈丁花 も咲き始めました。
これから、
もっと “ 春の香り ” を放ってくれるでしょう
薔薇 の芽も順調に育っているようです。
鉢植えの薔薇
ツル薔薇
(ピエール)
そして、初夏の花達も
牡丹 の新芽
今は、
香り を十分に蓄えている時期ですネ~
華の季節 が始まりましたァ~
能面師「雅勒(がろく)」が 能楽・能面及び、花木や野鳥・蝶等に関するHP番外編の記事を
“散歩”のような気軽な気持ちで、不定期に掲載しています。
庵の庭の梅の花も散り、
今は、“ 沈丁花(じんちょうげ) ” の花が盛りです。
梅の香とはまた違った春の香りです。
春の香りの中で、
梅や水仙は、近づくと香りがほのかに漂うような淡い香りですが、
“ 沈丁花 ” は庭に出ただけで、甘い香りが感じられます。
遠く まで漂う芳香力の強さでは、おそらく “ 沈丁花 ” の香りが一番でしょうネ
この香りに触発されて、
水戸まで出かけた際に、“ 香(か)の物 ” を衝動買いしてしまいました。
防虫香とお香です。
面袋の中に忍ばせる防虫香は、そろそろ無くなり掛けていたのですが、
お香はちょっと奮発です。
芳輪 「天平」
京都松栄堂の “ 天平 ” は、
白檀をベースとした凛として気品ある、嫌みのない奥ゆかしいほのかな香り。
何か青い草か苔(こけ)みたいな香りもして、森林浴をしているような気分になります。
男性向きの香りかもしれませんネ
今度の能面展示の会場で、
“ 香り ” の演出をしてみようかと思っています。
< 過去の関連記事 >
・ この香り、待ってました ’12 3/30 ☞ こちら
・ 春を待つ、香り花 ’12 1/ 8 ☞ こちら
・ 挿し木、3種 ’10 11/12 ☞ こちら
ベトナム、カンボジア、インドネシア等に生育する 沈丁花科の木 にバクテリアが作用して樹脂化したもので、自然条件、樹齢など多くの要因が整って生成したものだそうですので、香りが似ていて当然ですネ。
樹脂化した分だけ比重が重くなり水に沈んだものが 沈香 と言われて、年代を経た最高級品が 「 伽羅(きゃら) 」 と呼ばれます。
能面も、“ 香り ” とは無縁のものではないんですヨ。
昨年の今頃、
庵の庭の梔子(くちなし)の木が朽ち果てしまいました。
でも、
挿し木をして置いた “ 二代目の梔子 ” がようやく咲きました。
⇐ 6月の蕾
先代の梔子 は、
我が家の新築当時から育ててきた花木の一つでもあり、甘い香りを放つ涼しげな白い花は、庵の庭には無くてはならないもでした。
何か、しばらく家を開けていた家族が帰ってきたような存在ですネ~
ところが、居場所が有りません。
昨年までの梔子の場所は蝋梅に場所を譲ってしまいましたので ・ ・ ・
まぁ、暫く鉢植えで楽しみましょうかネ
同じ時期に、鉢上げをした “ 沈丁花(じんちょうげ) ” と
木バラの “ ブルームーン ” も順調に育っています。
⇐ 沈丁花
来年の春には、
これまた、上品で色気の
ある香りが楽しめます。
二代目の
“ ブルームーン ” ⇒
蕾を付けてますが、
今年は摘んで、
来年に期待です。
新しい花木もいいのですが、
長年、目に触れて楽しませてくれる花も無くなると寂しいものです。
やっぱり、大事に育てないとネ~
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雅勒
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