太平洋に面した日立では、少し気温も下がり秋の気配が感じられます。
この時期、
庵の庭に目立つのは秋の茶花の “ 水引草 ” です。
タデ科の多年草で、 花穂が進物用の紙糸 「 水引 」 に似ていることから命名されています。
花の大きさは米粒半分位で、明るいピンク色の花を付けますが、
よく見ると花の下半分は白でグラデーションが可愛いですネ。
開いた花が見られるのは、朝からわずかな間で、
午前中のほんの2、3時間で閉じてしまう可憐な花でもあります。
⇐ 開花時
閉じた花 ⇒
秋の風炉の席を飾る花としても、趣(おもむき)があります。
⇐ 紫紺野牡丹
水引
(籠花入れ)
↑ 音霧 忍 さんの作品
水引 は、
能面の彩色道具にも使っていますヨ
白や銀の水引を束ねて、彩色にアクセントを付ける時に使う “ タンポ ” を作ります。
⇐ 水引の
タンポ
気候もよくなってきたので、
彫り貯めてある能面も、そろそろ彩色を始めますかネ~