雅勒の散歩路

能面師「雅勒(がろく)」が 能楽・能面及び、花木や野鳥・蝶等に関するHP番外編の記事を
“散歩”のような気軽な気持ちで、不定期に掲載しています。

横山大観

ディズニーランド展 5

     ディズニーランド展へ の続きです。
          ↑
       クイックすると、別窓で開きます。


ディズニーランド展 』 の開催されている 茨城県天心記念五浦美術館
 に着きました。

五浦美術館_8.27




五浦美術館は、
明治39年に日本美術院第一部(絵画)が移転し、岡倉天心や横山大観をはじめとする五浦の作家たちの業績を顕彰するとともに、優れた作品が鑑賞できる美術館です。

が、
この期間のメインは ディズニーランド展 です。


美術館入り口に続く回廊には、沢山のミッキーマウスに囲まれたウォルト・ディズ二ーの画像が出迎えてくれています。 

ウォルト・ディズニー








P8270732













入口フロアーにも、人気のキャラクターのコーナーが


P8270740


マイクとサリー_8.27


  マイクと
   サリー ⇒





ミッキーマウス(ファンタジア)_8.27





 ⇐ ファンタジーの
    ミッキーマウス









P8270739












P8270741













ここから先は、観覧券が必要です。

入場券_8.27









展示室内は、勿論
撮影禁止 なので パンフレットの写真でご覧下さい。

ファンタジア










ピノキオ










蒸気船ウィリー










Collector's Item



 







雅勒 の世代は、
1960年代のTV番組『ディズニーランド』世代なので、展示されているスチールやオモチャ、当時のアニメビデオ等、懐かしい記憶を満喫しながら楽しませてもらいました。




夏休み期間中なので、子供達の方が多かったですネ~

でも、
今の子供達は浦安の 東京ディズニーランド 』 世代ですので、昔のオモチャやアニメをどう感じとったのでしょうか 




「五浦の六角堂」は、この続きで掲載します。





能楽「菊慈童」 と 菊花 5

そろそろ、

北の方からは紅葉の便りもちらほらと ・ ・ ・


ようやく、気候も秋らしくなり、

昨日あたりから肌寒ささえ感じる程になりましたネ~
                               


旧暦の9月9日(今年は新暦の10月5日)は、

ちょうどこの季節に菊が咲くことから、

菊の節句(重陽の節句)と呼ばれ、

この日は前日に菊の花の上に置いた綿(着せ綿)

染み込んだ露で体をぬぐったり、

花弁を浮かべた菊酒をいただいて長寿を願う

習慣があります。


この時期の能は、やはり

四番目物(雑能)の 菊慈童(きくじどう) でしょう。


 
菊慈童 は、観世流の謡曲名ですが、

他四流(宝生,金春,金剛,喜多)の

枕慈童(まくらじどう) とほぼ同じ内容の演目です。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

ところは古代中国の魏(ぎ)の文帝の時代と

いいますから、三国志の時代です。


麗縣山(れっけんざん)の麓から、“ 薬の水 ” と云われる

不思議な水が湧き出す源をさぐるために、

魏の文帝の勅命を受けて臣下(ワキ)が、

深山に分け入り水源を訪れます。


勅使が辿りついた処は、

菊の花 の咲き乱れる仙境でした。


勅使の一行は、菊の花の咲き乱れた山中の庵に、

一人の美しい不思議な少年(シテ)
を見つけます。

能絵_菊慈童(10月)








その美しい少年は、

周の穆王(ぼくおう)の時代に、

誤って帝(みかど) ” の上を跨(また)いだために、

遠流(えんる)の刑に処され、

700年もの間老いることなく生き続けてきた 

と云うのです。

しかし、少年に悪意のないことを知って憐れんだ王が、

その枕に法華経普門品(ふもんぼん)の妙文(みょうもん)

書き添えて与えました。


慈童(横)_栗原さん

シテの少年が、
  掛ける【 慈童 】 の面
  (観世流の演目)

  少年の顔立ちの中
  に大人びた表情を
  のぞかせています


菊慈童_img
 
  
  ↑ 能面教室の
     栗原冨美子さんの作品








そのありがたい経文を忘れないように 菊の葉

書き写すと、

その葉から伝わって流れる露が霊薬(れいやく)となり、

それを飲んでいた少年は700年後の今でも、

若いままで生き永らえていたのです。



秋の夜長、

少年自身も、自分の長命に驚き、

菊水を掬(すく)い菊花に戯れながら楽しく舞を舞った後、

残りの寿命を帝に捧げて、庵の中に姿を消します。


童子
枕慈童 》では、
  童子 】 の面が
  掛けられます。


   透き通るような白い肌に
   若い女面を想起させる
   優雅な顔立ちの面です


粟谷能の会HP











 
                                   栗谷能の会HP より




実はこの 菊の水 」、

“ お酒 ” なのだとも言われています。



    《 枕慈童 は、時代背景
が漢の時代となっていて、
    時の隔たりは800年であったり、
舞いの動機が
    遠来の客人である勅使たちをもてなすために舞うなど、
    若干の相違はあります。

                   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




菊には、

昔から不老不死の効能があると信じられていて、

この故事に由来する 菊慈童 を描いた有名な

絵画も多いですね。

横山大観の菊慈童
 ⇐ 横山大観の
    「 菊慈童





菱田春草の菊慈童






         菱田早春の
           「 菊慈童 」 ⇒










新暦の現在では、

秋の菊の開花時期は10月後半ですので、

これから、あちこちで 菊花 の催しが始まります。


では、

雅勒の庵の 小菊 は? と云うと

小菊の蕾_a
 この通り、
  まだ蕾です 



 





ご近所の庭先では、

こんなに見事に咲いているのにぃ~ (>_<)

近所の小菊_a

  スプレー菊(黄)
  早咲きの小菊

近所の小菊






  きっと、
  日当たりと肥料が
  いいんでしょうネ









今や、日本は世界一の長寿国となっていますが、

生かされての長寿ではなく、

美味しいお酒が飲めて、美味しい料理が味わえて、

四季の花木を愛でられるような 気持ち 体力

維持出来る長寿を期待したいものですネ 







   < シリーズ : 能と面の花物語 >
        
      ・ 第6回 能楽「井筒」 と 尾花   ’11 9/ 2   ☞ こちら
      ・ 第5回 能楽「半蔀」 と 夕顔   ’11 8/ 4   ☞ こちら
      
・ 中間  狂言「千鳥」 と 千鳥草 ’11 6/23    ☞ こちら 

      ・ 第4回 能楽「杜若」 と 菖蒲? ’11 6/17   ☞ こちら 
      ・ 第3回 能楽「石橋」 と 牡丹  
’11 5/ 6   ☞ こちら 
      ・ 第2回 能楽「桜川」 と 桜    
’11 4/ 1   ☞ こちら
      
・ 第1回 能楽「東北」 と 梅     ’11 3/11   ☞ こちら






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お時間があれば、こちらもどうぞ


4月の能と花のイラスト
花にひかれて来たのです



― 能「吉野天人」(能絵)-

能「桜川」 ☞ こちら     



― かたくり -
イラスト「十五夜」 より☞ こちら    
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