毎年行っている能面展の会場(偕楽園公園センター)は、

偕楽園公園 の分園の 猩猩梅林(しょうじょうばいりん)

隣接したところにあります。


猩猩梅林





   猩猩梅林
   (3月の梅)

 
猩猩梅林からの公園センター表門通路
偕楽園公園センター











この変った名前 猩猩梅林 の由来は、

 水戸光圀候が偕楽園に建てた別邸・高枕亭(たかまくらてい)に、
 中国の詩人で酒と菊を愛した陶淵明
(とうえんめい)の像を安置
 した淵明堂
(えんめいどう)を建て、

淵明堂跡





       公園センター裏の
        淵明堂跡



 その堂内に盛唐(せいとう)の詩人・李白(りはく) 猩々(しょうじょう)
 と 酒呑童子(しゅてんどうじ)を描かせた。


と云う、

いかにも酒仙・光圀らしい由来から名付けられ、

近年に整備された梅林の一つです。



光圀の時代には、偕楽園 の中に 猩猩橋 が掛け

られていたそうですが、いまは無く公園センターの近く

を流れる沢渡川に架かる近代的な橋にその名をとど

めています。


猩猩橋と桜山公園










 

      「猩猩橋」からの桜山公園の桜


桜と雪柳









        猩猩橋」側の
           桜 雪柳


P4051261
















今年の 雅勒 の出展作品の一つが、その【猩々】で

雅勒作_猩々
 
         お酒の好きな、海に棲む妖精の面


偕楽園 にとても関係の深い能面です。




能面展 の最終日、

今日も桜は満開で、会場近くの 桜山公園 では、

桜山












桜山の桜まつり














週末の昨夜は、絶好の夜桜日和でしたので、

夜桜の下で大勢の人の “ 猩々乱(しょうじょうみだれ)

舞われたのではないでしょうかネ~ (笑)




今年の 能面展 は、天候と桜開花時期に恵まれて

過去最高の2, 000人を超える入場者となりました。