冬の庭に、いち早く “ ” と “ 幸せ ” を運んで来るかのように “ 幸せの黄色い花 ”が咲き始めました。
 

ミツマタの花b














そう、
日本人の意志のような “ 強靭(きょうじん) ” と云う花言葉を持つ「ミツマタ」の花です。


春を告げるように淡い黄色の花を一斉に咲かせるので、万葉の歌人は「サキサク」と詠
んだそうです。

ミツマタ











ジンチョウゲ科の落葉低木で、枝が三本づつ綺麗に分岐しているのが名前の由来で、花は蜂の巣がぶら下がったような形をしています。
 
ミツマタの木

 天性のネットワーク網を
 形成するミツマタの樹 ⇒
         






また、「サキサク」から転じて『三枝(さいぐさ、さえぐさ)』という姓の語源とされています。



ミツマタの花

    春されば まづ三枝(さきさく)の 幸(さき)くあらば 
                  後にも逢はむ な恋ひそ吾妹
                              - 柿本人麿 -

     春になると咲く三枝(さきくさ)の花のように幸せならば、
     後で会っても良いでしょう。
     そんなに恋を焦らずに ・ ・ ・  ネ、君。

     愛しい人の “ ” を祈る気持を詠んでいます。





何故この花が 《 復興の源
》 か ?  って ?

この木、
冬に葉の落ちた枝を蒸して、皮をはがしたものが紙の原料となるんです。
その紙は、
現在のお札証券用紙に使用され、その優秀性を世界に誇っています。


東北関東大地震で失われた経済を、これから序々に復活させるために多くの紙幣発行が必要となります。

復興の源 となる木であり、《 》 を運んでくれる “
黄色の花 ” でもあるのです。





東北地方にも、必ず春は訪れます!
その足取りは遅いかもしれませんが ・ ・ ・

多くの被災地が早く復興して、人々に早く元の笑顔が戻るように願っています。







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