以前にブログで知り合った広島の稲垣さんから
毎年「広島蝋燭薪能」を催行しており、
今年は、
ガラスコップに水を張り蝋燭を浮かべ、
和紙で囲った行灯を会場外の夜路に
600本立てたいので、
能面の写真を使用させて欲しい。
と云う旨のメールが届きました。
こんなイメージの行灯だそうです。
稲垣さんとは能 《 敦盛 》 のブログをアップする際に、
《 敦盛 》 の動画をお借りしたことで知合いになりました。
雅勒の持ち合わせの画像は黒地のパネルで
撮ったものばかりですので、
少し時間を頂き、早速白布のパネルを作り、
手持ちの雅勒の面と
私の教室で昨年全国公募展で入賞に輝いた
栗原さんの面の幾つかを撮影をしてお送りしました。
【小面】
雅勒 造
【十六中将】
雅勒 造
今回のきっかけとなった、
《敦盛》で使われる面
【増女】
栗原冨美子 造
“神や仏の相の面”と
例えられ、《羽衣》など
に使われる面
昨年の
福井池田町の公募で
特別審査員賞を受賞
【童子】
栗原冨美子 造
《枕慈童》や《菊慈童》
で多く使われる面
蝋燭の炎から浮かび出る能面なので、
アートフィルターを掛けて軟らかなイメージで撮影したものです。
稲垣さんのHPにも、掲載されています。
☞ http://sky.geocities.jp/inagakiita/13_4_gatu.html#13_4_18
今年の
「広島蝋燭薪能(たきぎのう)」では《 羽衣 》が掛けられるようなので、
詳細は
☞ http://www.h-gokoku.or.jp/takiginoh/takigiindex.html
栗原さんの 【 増女(ぞうおんな) 】 は
その場の雰囲気にぴったりではないかと思います。
私どもの拙作な能面を、このような大きなイベントの演出で参加させて頂けることは、
これからの励みにもなり、有難いことです。 m(_ _)m
< 過去の関連記事 >
・ 能楽「敦盛」と面(おもて) ’12 12/23 ☞ こちら
・ 能にみる癒し ’11 12/5 ☞ こちら