10月20日(土)、
日立シビックセンター音楽ホールで、
茨城県芸術祭の一環として 能楽大会 が
開かれました。
この 能楽大会 は、
茨城県全域の各流派の団体の発表会で、
今回は
第35回記念の 「 21世紀を担う子供達と共に 」 と、
子供達をメインとする、
日頃修練されている
謡(うたい)・仕舞(しまい)・囃子(はやし)の発表の場
でもあります。
この大会の引きたて役として能面の展示を依頼され、
藤の会・水戸 『 能・狂言面 作品展 』 を開催させて
頂きました。
出展目録
今回の展示作品は、藤の会(藤田朧雲 師 主宰)の
NHK文化センター水戸教室会員の作品の中から
翁・鬼神・尉・男女・霊の5系統 と
狂言面を各2、3点ずつ選び、
計15面を音楽ホール入口のフロアーに展示しました。
展示順は、
出展目録の順に向かって右からの配列です。
青木二郎作【獅子口】・【黒式尉】 藤田朧雲作・【白式尉】
皆川道典作【皺尉】 大貫修作【小牛尉】 雅勒作【大癋見】
半田憲二作【猩々】 雅勒作【蝉丸】 栗原冨美子作【十六中将】
松本克己作【不動】 栗原冨美子作【姥】 藤田朧雲作【小面】
佐川幸麿【鳶】 宮永武久作【武悪】 青木二郎作【般若(白)】
出展作品中13面は、
過去の定例能面展示会に発表した
作品の写真集から厳選して決定しましたが、
新作 2面が今回の作品展をさらに引き立たせて
くれています。
今年9月金沢で行われた、
現代能面美術展で 宝生流二十代家元賞 に輝いた
青木二郎先生の作品 【 黒式尉(こくしきじょう) 】 です。
素晴らしい作品の新規のお披露目です。
同じく現代能面美術展で
入選した佐川幸麿氏の狂言面【 鳶(とび) 】 です。
この【 鳶 】の面は 雅勒 の担当する教室で、
雅勒 の起こした型紙をもとに製作された作品で
彩色も良く出来ています。
指導した甲斐が有りましたネ~
音楽ホールの中では、
子供達の熱気を奏した発表に感動を覚えました。
子供達の晴れ姿を動画でお楽しみ下さい。
出演を終えて ・ ・ ・ (´・ω・`)
実は、
能面展示の協賛のお話しは
昨年の 大震災 の前に頂いていたのですが、
能楽大会 を予定していた市の文化会館のホールが
被害に合い、今年になって実現したものです。
大震災 にもめげず、
次の世代を担う子供達によって、
日本の文化が確実に受け継がれて行くのでしょうネ。