自然の営み
少し雲が掛った空でしたが、見事な皆既月食が拝めました。






「 見たら幸せになれる 」と言われている
ブルームーンの夜の皆既月食です。
ブルームーンは「ブルー」と名が付いていますが、
月が青く光る現象ではなく
1ヵ月のうちに、満月が2回訪れることで、
その2回目の満月 を指すそうです。
これは珍しいことであり、通常は見られないとの事。
素晴らしい天体ショウが満喫出来ました

名が付けられた蝶、
ナガサキアゲハ (♂)
久々に、庵の庭で確認できましたぁ~


雄のナガサキアゲハは、
後翅の青色鱗が美しいです。
「 長崎から船に乗って~ ♪ 」 来たわけでは
ありません。 (笑)
温暖化に伴い、年々北上する蝶で
温暖化の指標種として注目されています。
10年程前の春先に、初めて眼にした時は

2010年に
北限確認された
春のナガサキアゲハ
茨城が北限とされていたのですが、
いまでは、宮城県まで達しているような ・ ・ ・
でも、
ナガサキアゲハ の雌はまだ見ていませんが
きっと、どこかこの近くにいるのでしょうね~
< 過去の関連記事 >
・ 北上する蝶たち ’12 9/5 ☞ こちら
・ 新発見 !! ’10 6/1 ☞ こちら
厳しい夏の暑さが過ぎ、秋の涼しさが感じられる時期です。
この頃になると、
そろそろ ツクツクホウシ の鳴き声が多く聞こえるのですが、
今年は、まだ ミンミンゼミ が全盛です。

棕櫚(シュロ)の幹は
止まり易いんでしょうネ
茶色っぽので、雌でしょうか?

ハナミズキの
幹に止まる、
ミンミンゼミ
(♀)
セミはどうして、
こんなにうるさく鳴くのでしょうか

鳴くセミは雄(♂)だけで、雌(♀)は鳴きません。
雄(♂)のセミは、
雌(♀)のセミに自分のいる場所を鳴き声で知らせているのです。
また、
ミンミンゼミ や ツクツクホウシ は鳴き終わるとパッと飛び立ってしまいますが、
アブラゼミやニイニイゼミの様に、そのまま動かない習性のセミもいます。
運良く? 相手が見つかると ・ ・ ・
こう成りますネ~

相手が見つかってよかったですネ~

庵の庭の ハナミズキ の木陰が、セミのデートスポットのようです。
でも、
「 君とすきな人が 百年続きますように~ ♪ 」
と云う訳にもいきません (>_<)
交尾の後、雌(♀)は地面に卵を生み
短い一生を終えてしまうんです。
そして数年後、次の世代が成虫として地表に現れます。
こちらも、
「 ひらり蝶々を追いかけて~ ♪ 」
そして、
暑かったひと夏の経験も終わり、秋を迎えるんです。
ようやく、
今年、可憐な “ 柚子の花 ” を咲かせました。

5月半ばの
柚子の花の蕾 ⇒

柚子 は種から育てると、実が成るまで10数年近く掛る
とは聞いていましたが ・ ・ ・
でも、この苗は確か接木(つぎき)の苗だったハズ


そこで、少し調べたら
成長が遅いことでも知られ、
「ユズの大馬鹿18年」などと呼ばれることがある。
結実までの期間を短縮する為、
カラタチに接木することにより数年で
収穫可能にすることが多い。
まぁ、順当だったんですネ

早速、蜂がやって来て自然の力で受粉です

でも、
この蜂は、 “ 蜜蜂 ” じゃないナ~
スズメバチにしては少し小振りだし ・ ・ ・

花数が多いので、夏には摘果(てきか)が必要かも ・ ・ ・
さて、何個収穫できますかナ~?
庵の庭に、
もう一つの “ 柑橘(かんきつ)系 ” の木があります。

レモンの木 ⇒
こちらは、
10年以上前に近所の方から頂いたのですが、
植えた年と次の年に何個かのレモンが実りましたが、
それ以来、実どころか花さえ見ていません。 (>_<)
ハナミズキの木の下に植えてあるので、日当たりが悪いのかも知れません。
それに、レモンって南国のフルーツですしネ~
今では、
“ クロアゲハ ” の幼虫の飼育場所の様な存在です。
それでも、信長のような気持ちにはなれず、
「 成らぬなら、成るまで待とう レモンの木 」
と云った心境です。
さて皆さんなら、
信長・秀吉・家康 どちらの心境になりますかネ~
< 過去の関連記事 >
・ 『 変身 』 ‼ ’10 10/15 ☞ こちら
『すずめのかあさん』
子どもが 子すずめ つかまえた。
その子の かあさん わらってた。
すずめの かあさん それみてた。
お屋根で 鳴かずに それ見てた。
TVのCMでもよく耳にしている、金子みすゞ さんの詩の一つです。
わずか数行の、この詩に含まれるものは測り知れないものがあるようです。
これを読んだり聞いたりした人、それぞれが様々な感想・思いを抱いているのでしょう。
今回は、この詩の感想には直接触れず、
たまたま “ 愛鳥週間 ” にあった、小鳥との出会いを
機に感じたことを少し書いてみます。
前回の 『 巣立ち ? 』 の記事に
南の方の島でネイチャーガイドをされている、ブログ友の方のコメントから教えて頂いたことなのですが、
(幼い小鳥には)触らぬことです(笑
そうすれば、親鳥はどこまでも探して餌を運びます
触ると、親鳥は捨てる場合があるのです
やっぱり、
自然界の営みに精通しておられる方の貴重なコメントですネ~
この時、
冒頭の 金子みすゞ さんの詩が思いだされました。
人の家族に、“ 人の絆 ” があるように
鳥の家族にも、“ 鳥の絆 ” があるんですよネ~
何年か前に撮った
セグロセキレイの親子
この詩の中の “ こども ” が、そのことを誰かから聞かされていたとしたら、
きっと、その場面は無かったのかも知れません。
また、
その場面を客観的に観察していた人が居たとして、
その人が 鳥の絆 のことを知っていたら、
その人も違った感情・感想になるかも知れませんネ。
5月10日から始まった “ 愛鳥週間 ” ですが、
こんなに可愛らしい幼い小鳥から、色々な事を考えさせられた一週間でした。
何々週間とか、
特別な行事を行う習わしがいろいろとありますが、何事もその期間だけのこととせず常に心掛けていたいものですネ。
さてさて、
私のブログ 『 雅勒の散歩路 』 も、この18日からようやく三年目に入ります。
この二年間で、頂いたコメントや皆さんのブログ記事などで学んだ事や励まされた事が沢山ありました。
有難いことです。 m(_ _)m
改めて、
ブログをやってみて良かったナ~ と感じた一週間でもありました。
元々、
雅勒 は理系の脳なので、文章を綴るなど苦手中の苦手ですが、
また次の一年間を継続出来るように頑張ります( と云っても不定期には変りありませんけど・ ・ ・ 笑 )ので、
よろしくお願いいたします。 m(_ _)m
NHK水戸の文化センターで、久しぶりに雅勒の能面の師にお会いしました。
藤田朧雲(ろううん)先生は、
常陸大子にお住まいで、御高齢ですが今でも大子町の方々に能面打ちを教えています。
先生から、
「 今年の 袋田の滝 は、
何年振りかの完全凍結で素晴らしい

と云う話を聞き、早速出かけてみました。


今年の大寒波は、
こういう処には恩恵をもたらしているんですネ~

もともと、
奥久慈の常陸大子は福島県に近い位置にあって、
県内では一番寒暖の激しい処なので、奥久慈茶は
北限のお茶としても有名です。

滝からの流水は、
薄氷が張り、淡い色彩で描かれた彩色墨画の様な
風情をかもし出しています。

流水模様が、くっきりと・・・
展望台までは、トンネルを通り

抜けた先には、
音の無い壮観な 氷爆 が待っていました。
数年前に、
旧展望台から40数m上に新たな展望台が出来たので
滝の最上段から観ることが出来るようになりました。
これもまた、素晴らしい景観です。

新展望台からの氷漠、全景
袋田の滝は、別名 “ 四度の滝 ” と云って
四段の岩肌を流れ落ちる滝でもあるのですが、
旧展望台からの眺めは、三段の滝でしたぁ~
また、他の説に
その昔、西行法師が訪れた際、
「 四季に一度ずつ来てみなければ
本当の良さはわからない 」
と絶賛したことから 四度の滝 とも言われます。

春から初夏に
掛けての景観 ⇒

← webサイトから借用 ↑
⇐ 秋の景観
吊り橋越しの氷漠
謂(いわ)れはともかく、日本三名瀑の一つですから
何度観ても、素晴らしいですヨ~
( 観光大使ではないのですが ・ ・ ・ 笑 )
大子町 四季の動画 氷瀑 をご覧ください
帰りには、雪が降り出してきました。
22年振りの“月待ちの滝”の氷結も、観て来たかったのですが、
ノーマルタイヤでの運転でしたので、今回は断念して
近くの道の駅で好物の自然薯(じねんじょ)を買って、
久しぶりの“とろろ汁”でも作りましようかネ~
今にも積りそうな雪の山越えの道で帰ってきました。
ちょっと、怖かったですネ~
< 過去の関連記事 >
・ 能面展が終わって ’10 10/24 ☞ こちら
・ 北限のお茶 ’10 10/ 3 ☞ こちら
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