今日、2月3日は節分です。


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節分の日には

(ヒイラギ)を飾る習わしがありますよネ。

は文字通り、

の木花で、モクセイ科の常緑樹です。


柊(ヒイラギ)



冬の初めに甘い香りの白い花を咲かせることから、

柊(ヒイラギ)の花
 
         この時期でも、まだ咲いています


柊の花 は冬の季語になっています。



では、

どうして 節分 と関係があるのでしょうか?



かつて、

神々は常緑の木に降りてくると信じられていました。

そこで、いにしえの人々は森へ出かけると、

神さまを招く為の一枝を

手折って持ち帰ってきました。


艶を帯びた緑の葉をつけた枝は生命力にあふれ、

冬の光を集めて輝きを放ちます。

その枝を、

人々は髪や襟元に挿し、壷に立てて飾ったのです。

常緑樹の葉を神の「よりしろ」とする信仰は、

神事に使う榊や、

神木として植えられるオガタマノキなどが

今に受け継がれています。


そして

葉の鋭い棘が邪悪なものを遠ざけるものとして、

家の門や出入り口、鬼門などに植えられ、

庶民にも親しまれてきたのです。




京都にある比良木神社(ひらぎじんじゃ)は、

古来より厄除けの神として崇敬され、

祈願が叶うとお礼に

何らかの木を献上する習わしなのですが、

不思議なことに

何の木を植えても の木に変じてしまうことから

何でも 」と呼ばれ、

京の七不思議に数えられてきました。

今も、 

玉垣の内外に植えられたモクセイの木が、

ほとんど鋸のような葉を茂らせ

ヒイラギ化しているそうですよ~   (@_@)


昔の人々は献木が柊になるかどうかで、

祈願の成就を占ったのだとか。


社伝によると、

御祭神の素戔鳴命(すさのおのみこと)

荒ぶれた武神であることから

棘を持つ に結びつき、

また同神がイワシを好んだことから

伝承の節分行事が生まれたとされる そうです。



西洋にも、

クリスマスに飾る赤い実をつけた西洋ヒイラギの

葉があります。

西洋ヒイラギ








               冬の初めに赤い実を付けます

には

洋の東西を問わず強い生命力と霊力を尊ぶ、

人々の伝承信仰が今も宿っているようです。



今朝、食べたイワシの頭を

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の枝に刺して、玄関に飾ってみましたぁ~

厄除け効果はありますでしょうか ?




明日から ” 立春 ” 、種まきの季節到来です。

夕顔と瓢箪の種











夕顔瓢箪(ひょうたん) の種まき準備をしました。