梅雨の時期に花開く アガパンサス

アガパンサス



夏の花にふさわしく直立した花茎の先に

淡青紫色を基調とした小花が開き、

アガパンサス_咲始め











花色花形ともに気品と清涼感が

アガパンサス(2)


見ている人を楽しませてくれます。



アガパンサス (Agapanthus)の花の由来は、

ギリシャ語の「agape(愛)」と「anthos(花)」が

語源となって、「愛の花」と云う意味だそうです。


花言葉も 愛の花 という意味をもつ

アガパンサス の名前にちなんだものとなり、

「 恋の訪れ 」 ラブレター 」 の花言葉が

つけられました。

もう一つの花言葉 知的な装い は、

淡青紫色の涼しげで繊細な花姿に由来すると

いわれます。




アガパンサス の花の誕生の物語は、

ギリシャ神話で描かれています。


  最高神であるゼウスの妻「女神ヘラ」には、

女神ヘラ










           ヘラの像



  イリスという侍女がいました。
  ヘラは、イリスのことを凄く可愛がっていました。

  また、それはゼウスも同じだったようです。


ゼウス










             ゼウスの像


  しかし、ゼウスは主としてではなく、
  恋愛感情を抱いてしまっていたのです。

  その求愛に、
  ヘラの侍女であるイリスは困り果ててしまい、
  ヘラに相談することにしました。

  そしてイリスは
  「 私をどこか遠くに行かせてください! 」 と
  ヘラに頼みます。

  ヘラは願いを聞き入れて、
  神の酒をかけてイリスは虹の神となりました。




そのイリスにかかった酒のが地上に落ちて、

咲いた花が アガパンサス とされています。


アガパンサス の花言葉が恋愛がらみなのもの

が多いのは

ギリシャ神話から来ているのかもしれませんね。