秋花で " 源氏物語 " を一番感じるのは

やはり、「 ムラサキシキブ でしょうネ~ 


ムラサキシキブ という花の名前の由来は、

平安時代の古典文学 源氏物語 の作者「紫式部」

なのですが、

これは元々、この植物が 「 ムラサキ シキミ 」 と

呼ばれていたところから変化したものと云われて

います。

群がるようにつく果実の様子を 「 重実(しげみ) 」 など

と呼び、そこから転訛(てんか) して紫色のシキブと

なったという説もあります。



普通に庭などで見られる " ムラサキシキブ " は、

「 紫式部 」 さんではなく、

和泉式部の娘の 「 小式部 : 小式部内侍 」 さん

らしいのです。



そう、 " コムラサキ " です。


紫式部















庵の庭に実るムラサキも、この " コムラサキ " で

紫式部(2)


別名を " 小式部 " ともいいます。


" ムラサキシキブ " と " コムラサキ:小式部 " は

近縁種で、ちょっと見分けにくいかもです。



見分け方は、葉の大きさと実の付け方です。

葉の大きさ









ムラサキシキブ ↓
ムラサキシキブ_sumire28のつれづれなるままに・






 葉の全体に
 鋸歯がある



 Web より借用


" コムラサキ " は " ムラサキシキブ " より

実付きが良く、より美しく華やかなのです。


植物の世界では、

紫式部さんより小式部さんの方が、より華やかで

美しさがあるようですネ~ 





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