久しぶりのブログ更新になります。

まだ、残暑が続いていますが、

庵の庭はすでに、秋の様相です。


秀明菊_9.7








    秀明菊(白花)



秀明菊_9.7a



来週には、

これらの秋花と一緒に中秋の名月も楽しめますね。


矢羽薄_9.6





         ススキ(矢羽模様)


  吾亦紅(われもこう)
 
吾亦紅_9.6



夏の終わり頃から咲き始める、

" 秋海棠(しゅうかいどう) " も今が盛りです。

秋海棠_9.7












秋海棠_9.7a


昭和の初めに有名な文学者達によって発表された、

新秋の七草 ”の中にも秋海棠が名を連ねています。


秋海棠 にはこんな 花物語 があります。


  昔、さるところに、美しい婦人がいました。

  この女性には誰にも、また何物にも換え難い思慕する
  男性がいました。

  そして毎日の逢瀬を楽しみに待っていたのですが、
  故あってその彼氏は
  どうしても訪れることができなくなりました。

  それを知らずに、
  婦人は今日は見えるか、明日は姿が ・ ・ ・、 と
  北面の墻に男性を待ちあぐんでいました。

  そして
  日ごとにそそぐ断腸の涙がいつか凝って名も知らぬ草が
  生えだしました。

  その草の花の紅色が緑の葉に映ってまことに美しく優しく、
  この美しい女性にも似ているので、
  誰いうとなく断腸花
(秋海棠の別名)と呼ぶようになりました。



人を思って泣く涙が落ち、そこから生えたという花

が、秋海棠 なんですね~