北海道旅行 から気持ちを入れ替えて、

暫く、面打ちに没頭していました。



かなり前から頼まれている女面の製作ですが、

喜多流 仕舞 を嗜む人なので、

ここは、喜多流 の名物面 小面 でしょう。


昨年、彫りを仕上げた面をベースに 小面

追い彫り ” をしてみました。


P5250065
                  昨年の試作品          今回の作品


  小面 は、

小面 といったら 龍右衛門 というくらい有名で

代表的な面で、

表情の移り が極めて顕著で、大変な名作です。


小面(雪)_鼻振り(右)小面(雪)_本面










      「テラス」表情           「クモラス」表情


同じ面と思えないような、移り様です。



この名作の “ 写 し を試みたのですが、

どうでしょう  

P5260100P5260104











表情の移り が写し取れているでしょうかネ~ ??


眼の表情を写し取るのが、難しいです。

眼の変化



















頬から顎にかけての

ふっくら感 から クモラシタ時の スリム感

左右の口角ラインの微妙な湾曲を作り出すこと

がポイントとなります。



頬から顎の曲線


要するに、クモラシタ時に面の縁が

頬の膨らみの死角になって隠れる様に

仕上げることによって頬のスリムな表情が

表現できます。



究極は、

左右非対称の状況ですが

Image26080

これは彩色してから、検証します。




後は、彩色の工程ですが

これはやはり本面を観察してからにしたいですネ ~


今年は、10月末に

京都の金剛宗家所蔵の能面や装束の展示が

行われるそうですので ・ ・ ・


完成にはもう暫くかかります。