「面(おもて)を打つ」_木取り の続きです。
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    クイックすると、別窓で開きます。



木取り の次は、縦(側面)の形状を作る工程で
叩きノミを使って “ 荒取り(コナシ) をします。



 1).面表の各部位の横線毎に、鋸(ノコギリ)
    “ 限界位置 まで切り込みを入れる。

縦を切込む_8.12

   




縦型の切込み_8.13



⇐ 2mm程の
  余裕有り






 2).鋸の切り込み位置に従い、ノミで叩いて余分な
    部分を落とし直角部を削いで滑らかにする。

表面落とし型





縦型の落し_8.13













 3).面表・側面を台形状にを削ぎ落す。

側面落とし型_2


   斜線部を
   削ぎ落す 




縦型の落し_8.13












 4).額(ひたい)と顎(あご)の余分な部分を落とす。


額を落とす_8.13













 5).目・鼻部分のコナシ

目の叩き_8.13

    目の部分




鼻部の叩き_8.13




 鼻の部分




     面表のコナシが完了
荒彫り(叩き)_8.13












 6).面裏の上(額の側)と下(顎の側)の反りを作る。

額_8.13






額の反り_8.13










      面裏の反りが完了
反り_8.13












 7).面裏を軽くすくい取りをする。

裏彫り_8.13







     以降の作業時、持ち手が出来ればいい程度に ・ ・
裏彫り(三分)_8.13



 










 8).縦型紙に従い、縦型の詳細合わせをする。

縦型の精度_8.14


   コナシただけでは
   縦型と合っていない




     この精度まで合わせる
フィットする縦型_8.15



 









荒取りの段階ではこの様に多少顔のイメージが出来上がります。


荒彫り完成_8.15




次の工程の 中彫り では、もっと目・鼻・口がはっきりしますヨ。








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