「面(おもて)を打つ」_木取り の続きです。
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クイックすると、別窓で開きます。
“ 木取り ” の次は、縦(側面)の形状を作る工程で
叩きノミを使って “ 荒取り(コナシ) ” をします。
1).面表の各部位の横線毎に、鋸(ノコギリ)で
“ 限界位置 ” まで切り込みを入れる。
⇐ 2mm程の
余裕有り
2).鋸の切り込み位置に従い、ノミで叩いて余分な
部分を落とし直角部を削いで滑らかにする。
3).面表・側面を台形状にを削ぎ落す。
斜線部を
削ぎ落す
4).額(ひたい)と顎(あご)の余分な部分を落とす。
5).目・鼻部分のコナシ
目の部分
鼻の部分
面表のコナシが完了
6).面裏の上(額の側)と下(顎の側)の反りを作る。
面裏の反りが完了
7).面裏を軽くすくい取りをする。
以降の作業時、持ち手が出来ればいい程度に ・ ・
8).縦型紙に従い、縦型の詳細合わせをする。
コナシただけでは
縦型と合っていない
この精度まで合わせる
荒取りの段階ではこの様に多少顔のイメージが出来上がります。
次の工程の “ 中彫り ” では、もっと目・鼻・口がはっきりしますヨ。
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一体どうやったら、面が、ああいう形になっていくんだろうって、すごく不思議だったんですよ。
やっと謎が解けた感じですが、不器用な別府には絶対無理ってことも、同時に分かってしまって、なんか寂しいです(笑)