花の少ないこの時期に、
うつむき加減で可憐な姿の “ クリスマスローズ ” が一輪咲きました。

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    オリエンタリスの緑系の クリスマスローズ



この クリスマスローズ は、
一昨年鉢から下ろしたもので、昨年は葉も勢い無く、
とうとう咲きませんでした。

今年は、
これから咲き出す花芽もいっぱい付けていますヨ~


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 日差しの中では、
 黄色く輝いています


 花弁の様に見える
 のは、愕(がく)ですヨ





本来の クリスマスローズ は、
その名の通りクリスマスの頃に咲くバラ(Rose)に似た
花から命名されたそうです。

では、
何故クリスマス時期ではない2月この時期かと云うと、
この花の原種となるヘレボルス・ニゲルがクリスマスの頃に開花す花だったのです。


今、出回っている クリスマスローズ の多くは園芸種で2~4月にかけて咲くものが一般的なようですネ。


クリスマスローズ は、凛とした美しさを持ったパーティ・ドレスの様な花なので 「 冬の貴婦人 」 とも云われているのですが、
実は、毒を持っている植物で、ヨーロッパでは古くからこの根を薬用として用いられていたようです。

ペットなどが誤って口にしたら、大変ですヨ~ (>_<)


日本名では、別名 「 雪起こし(ゆきおこし) 」 とも云われ
まさに、
 冬枯れの大地で、雪を持ち上げて花を咲かせる
イメージもありますネ~ 


さて、
皆さんは、どっちのイメージかな~ 





庵の庭の他の クリスマスローズ も、これから咲く蕾を膨らませています。

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 紫系の
 クリスマスローズ





12

  原種系の
 クリスマスローズ

 ステルニー
 シルバードーラー






クリスマスローズ って、
地味な花だけど、何となく気になる花です。 

でも、
春になると他の華やかな花達の姿に圧倒されそう