先日、
NHK水戸の文化センターで、久しぶりに雅勒の能面の師にお会いしました。

藤田朧雲(ろううん)先生は、
常陸大子にお住まいで、御高齢ですが今でも大子町の方々に能面打ちを教えています。

先生から、
 
「 今年の 袋田の滝 は、
     何年振りかの完全凍結で素晴らしい  」
 
と云う話を聞き、早速出かけてみました。



今年の大寒波は、
こういう処には恩恵をもたらしているんですネ~ 


もともと、
奥久慈の常陸大子は福島県に近い位置にあって、
県内では一番寒暖の激しい処なので、奥久慈茶は
北限のお茶としても有名です。 


滝からの流水は、
薄氷が張り、淡い色彩で描かれた彩色墨画の様な
風情をかもし出しています。

川の薄氷_2.01










        流水模様が、くっきりと・・・



展望台までは、トンネルを通り

滝見台までのトンネル_2.01









抜けた先には、
音の無い壮観な 氷爆 が待っていました。

旧展望台より_2.01



数年前に、
旧展望台から40数m上に新たな展望台が出来たので
滝の最上段から観ることが出来るようになりました。

これもまた、素晴らしい景観です。

新展望台より_2.01
         新展望台からの氷漠、全景


袋田の滝は、別名 四度の滝 と云って
四段の岩肌を流れ落ちる滝でもあるのですが、
旧展望台からの眺めは、三段の滝でしたぁ~


また、他の説に

その昔、西行法師が訪れた際、

 「 四季に一度ずつ来てみなければ
            本当の良さはわからない


と絶賛したことから 四度の滝 とも言われます。

横から_2.01



横から_春


   春から初夏に
   掛けての景観
 ⇒




横から_秋


  
         ← webサイトから借用 ↑


 ⇐ 秋の景観





 


吊り橋越に_2.01
            吊り橋越しの氷漠


(いわ)れはともかく、日本三名瀑の一つですから
何度観ても、素晴らしいですヨ~ 
        ( 観光大使ではないのですが ・ ・ ・ 



   大子町 四季の動画 氷瀑 をご覧ください





帰りには、雪が降り出してきました。


22年振りの“月待ちの滝”の氷結も、観て来たかったのですが、
ノーマルタイヤでの運転でしたので、今回は断念して
近くの道の駅で好物の自然薯(じねんじょ)を買って、

自然薯_2.03
       久しぶりの“とろろ汁”でも作りましようかネ~


今にも積りそうな雪の山越えの道で帰ってきました。

ちょっと、怖かったですネ~






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