昨年の11月から
東京日本橋の三井記念美術館で開催されている
「 能面と能装束 - 神と幽玄のかたち -」 展 を
観賞してきました。
これらの能面展示は、
4年程前にも開催され、ほとんどの面はみていますが、
これから彩色をする 【 小面(花) 】 の 本面(ほんめん) と 近々製作を予定している面をもう一度眼に焼きつけておきたくて行ってきました。
花の【小面】 本面
これで、
三井家伝来の能面の観賞はこれで三度目ですが、
やはり 本面 の迫力は凄いものですネ~
写真集では、
彫りの段階で必ず見ているのですが ・ ・ ・
三井家所蔵の名物面の 【 孫次郎(ヲモカゲ) 】 も何回見ても飽きませんネ~
前回の観賞のおりに
購入した写真集 ⇒
“孫次郎”とは作者の名前で
若くして亡くなった妻を慕って
打った面とも言われており、
別名「ヲモカゲ」とも言われる
金剛流の名物面です。
⇐ 雅勒の打った
【 孫次郎 】
雅勒もこの【 孫次郎 】 を数面打っているのですが、
この表情になかなかたどり着きません。 (>_<)
昨日は、久々の東京だったので
まずは渋谷のセンター街を抜けて、東急ハンズ で
能面の眼や歯・牙の
金冠のメッキに使う
メッキ液を購入 ⇒
銅板を打ち抜いて、金メッキを施した金冠
やぁ~、
このところの金相場の高騰で、こんなところにも価格上昇の影響が ・ ・ ・
その後、渋谷駅前の日本画専門店「ウエマツ」で
狸毛の面相筆 と 金泥用の彩色筆
お昼は、珍しい鯨カツのランチを
渋谷駅前の
「 くじら屋 」で
雅勒の故郷の房総も、鯨料理が有名で
ついつい、鯨の看板に魅かれてしまいました。
美味しかったですヨ~
さすがに、
渋谷は若者の街ですネ~
少し、元気を貰いましたよ。
えっ
買い物 と 食べ物が地味ですかぁ~
三井記念美術館の売店で、こんなものも売っていたので買って見ました。
匂い袋用の香木の刻みや香原料、9種類の詰め合わせですが、
“ 白檀 ” は香炉で焚いてみようかと思います。
さて、
これから暫くは、四月定例の能面展示会に向けて、
女面を2面彩色に集中しないといけません。
本面 の感触を思い出しながら ・ ・ ・
人の顔って本当に難しいですよね。
私も描くのに解剖学が必要と筋肉や骨格のつき方勉強しましたがそれでも線ひとつでまったく表情が変わってしまうだけに神経使って描いても表情の表現は難しいな~~と感じます。
potitto*