昨日の冷たい雨で、庭の手入れも小休止です。


気温が少し戻った雨上がりの朝に、

わずかな風に乗って甘い香りが漂ってきます。

お隣さんの “ 金木犀(きんもくせい) ” の秋の香りです。


金木犀の花



金木犀の花UP















基本的には、

雅勒の散歩路 は雅勒の庵(いおり)の庭にある

花木だけをテーマにしているのですが、

さすがに、お隣さんの 金木犀 ” の存在感と、

この時期に最もふさわしい花の香りに魅せられて

お借りしました。


まさに、秋の香り付きの 「 借景(しゃっけい) 」 です。


金木犀の木








 庵(いおり)の庭の
 借景となっている

 お隣さんの庭木 ⇒






さしずめ、“ 金木犀 の香りは

借香 (しゃっこう : 雅勒の造語) 」 と云うところですかネ~ (笑)



本来、  借景  とは、中国庭園や日本庭園における

造園技法のひとつのことですが、

雅勒の庵(いおり)の外の樹木が、

庵の庭の風景に自然と取り込まれています。

お隣さんに感謝です。 
m(_ _)m




借景庭園 と云えば、

3年前の秋に、山陰・瀬戸内方面の旅行で訪れた

足立美術館の日本一の庭園を思い出します。

米国の日本庭園専門雑誌で、2003年から連続8年、

庭園日本一にランキングされている

枯山水(かれさんすい) の庭園です。

足立美術館_ 借景庭園




 ⇐ 足立美術館
   借景庭園

 

      窓が額縁となり、絵画の様な景観

足立美術館_ 窓越の借景












今年の秋は、気温差が激しい様なので

きっと紅葉も素晴らしい景観が期待出来るかも

しれませんネ~。